川匂神社を出たら、いったん老人福祉施設のある交差点まで戻り、右折します。すぐに左折してしばらく歩くと、右手に富士山もわずかに顔を出しています。
やがて「ざる菊園」と書かれた看板があるので右に進みます。
ざる菊園は、地元の農家である善波さん宅の裏の畑にあります。この日はほのかに甘い香りを放つざる菊が満開でした。

ざる菊園を出たらもと来た道を右手に進んでいきます。東海道線を越えると間もなく国道1号線にぶつかるので、歩道橋で向こう側に渡ります。この付近は押切坂（かながわの古道50選）とよばれ、旧東海道の一里塚の跡の碑が立っています。

バスに乗って帰ろうかとも思いましたが、二宮駅まで歩くことにしました。山西の信号付近の旧東海道入口付近には、道祖神がひっそりと立っています。以前、ここを歩いたときにあった火の見やぐらは、いつの間にか撤去されていました。

ゆるやかな坂道を上った左手に等覚院があります。この寺の別名は藤巻寺。境内にあるフジは古くから知られており、1623年に将軍徳川家光が上洛の際に立ち寄りこのフジを見たといわれています。

ヤマニ醤油を過ぎると間もなく国道に合流しますが、吾妻神社の石碑のところで左に曲がります。東海道線に掛かる跨線橋を越えると、吾妻山公園梅沢登り口となります。ここを右折して、二宮駅に戻りました。