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きまぐれハイキング


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金沢街道

JR鎌倉駅→鶴岡八幡宮→岐れ路→杉本寺→報国寺→旧華頂宮邸→浄妙寺→光触寺→(京浜急行バス)→JR鎌倉駅

金沢街道を歩く

写真:荏柄天神社

鶴岡八幡宮から右手に進むと、金沢街道と呼ばれる県道204号線となりますです。岐れ路の信号では直進し、荏柄天神社入口前を歩きます。鎌倉女子大学前を越えると間もなく左手に杉本寺があります。

写真:杉本寺参道

杉本寺に続く階段には「十一面杉本観音」と書かれたのぼりが立ち並んでいます。階段途中右手の大蔵弁財天の紅葉が見事でした。

写真:杉本寺

杉本寺は、鎌倉最古の寺といわれています。本堂奥の仏様は荘厳そのもの。階段の苔も見事でした

写真:滑川沿いの歩道

金沢街道沿いに流れる滑川(なめりがわ)には歩道が整備されています。時折見えるニシキゴイや野鳥の姿を見ながら歩いていくと、報国寺の入口です。

竹の寺と洋館たち

写真:報国寺門

木々に囲まれた門をくぐり、参道を進みます。1、2分歩くと右手に報国寺の本堂があります。

写真:報国寺の竹林

本堂左手で拝観料を払い竹林に入ります。竹林には石灯篭や石仏が配置され、薄暗さとあいまって独特の雰囲気をみせています。左手奥の茶席では抹茶(有料)をいただくこともできます。本堂裏手の庭も、手入れが行き届き見事です。

写真:旧華頂宮)邸
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報国寺の門を出たら、金沢街道と反対の方向に進みます。突き当りには、旧華頂宮邸(きゅうかちょうのみやてい)があります。この建物は華頂博信の邸宅として建てられたもので、鎌倉では鎌倉文学館に次ぐ規模を誇っています。残念ながら冬季は15時で閉門のため、門の外から撮影しました。

写真:浄妙寺

金沢街道に戻りさらに歩くと左手に浄妙寺があります。門をくぐり、参道を進むと正面に銅ぶき屋根の本堂が見えます。本堂裏手の墓地には足利尊氏の父、貞氏(さだうじ)のものと伝えられる墓があります。本堂手前のイチョウの落葉が始まり、さながらイチョウのじゅうたんのようになっています。

写真:浄妙寺の茶室喜泉庵

浄妙寺は1188年創建の大寺院でしたが、今は本堂の銅ぶきの屋根がかつての威容を偲ばせています。本道左手の茶室喜泉庵で抹茶をいただきました(有料)。縁側の隅にある竹筒に耳を当てれば水琴窟の音が楽しめます。

写真:喜泉庵の庭

喜泉庵の庭は枯山水風。縁側に座って眺めると、紅葉の赤と本堂屋根の青が美しく見えます。

写真:石窯ガーデンテラス

本堂裏手をさらに登ると、大正時代に立てられた洋館を利用したカフェ、石窯ガーデンテラス(いしがまガーデンテラス)があります。石窯で焼いたパンや鎌倉ビールを味わってはいかがでしょうか。
浄妙寺を出たら、金沢街道をさらに歩き、不思議な伝説の残る塩嘗(しおなめ)地蔵のある光触寺(こうそくじ)を見学しました。このあとさらに朝比奈切通しまで行く予定でしたが、太陽はもう山の陰に隠れ、夕闇も押し迫ってきたので、十二所(じゅうにそ)バス停からバスに乗り、鎌倉駅に戻りました。

各種情報

トイレ
・杉本寺、報国寺、浄妙寺
料金
・杉本寺200円、報国寺竹庭200円、浄妙寺100円、京浜急行バス十二所〜鎌倉駅200円
所要時間
・約2時間30分
リンク
鎌倉市役所>>
鎌倉市観光協会>>
京浜急行バス>>
ひとこと
鎌倉から金沢八景方面に続くこの道は、通称金沢街道と呼ばれ、かつて鎌倉府と六浦を結ぶ重要な道でした。今でも交通の要衝であり、休日の渋滞は大変なものです。
また、鎌倉最古の寺、杉本寺、竹の寺、報国寺、そして鎌倉五山の第五位である浄妙寺と、特徴ある寺院が並ぶ魅力の地です。時間があれば朝比奈切通しを抜けて六浦方面まで足を伸ばすのもよいでしょう。
訪問日
・2003年11月下旬
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