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きまぐれハイキング


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鎌倉宮・覚園寺・天園・荏柄天神・北鎌倉

JR鎌倉駅→東勝寺跡→鎌倉宮→覚園寺→天園ハイキングコース→瑞泉寺→荏柄天神社→源頼朝の墓→鶴ヶ岡八幡宮→寿福寺→化粧坂→源氏山公園→源氏山ハイキングコース→浄智寺→円覚寺→JR北鎌倉駅

鎌倉駅から鎌倉宮へ

写真:鎌倉駅

鎌倉駅前はいつも観光客でにぎわっています。それは今日のような雨の日でも変わりません。駅前ロータリーを横断し若宮大路の信号を渡り、鎌倉警察脇の角を曲がって住宅街を北に歩きます。若宮大路が渋滞したときの迂回路になっているせいか、道が狭い割に交通量が多いので注意が必要です。

写真:日蓮上人辻説法跡

しばらく歩くと道路右側に日蓮上人辻説法跡があります。鎌倉に入った日蓮が民衆に法華経の教えを説いた場所で、いわば日蓮宗発祥の地。現在は石碑と日蓮腰掛け石が並んでいます。

写真:東勝寺跡

もうしばらく北に歩いて祇王山ハイキングコース方面へ右折します。住宅街を歩き東勝寺橋を渡るとだんだんと上り坂に。山道に入る手前左に東勝寺跡があります。

写真:高時腹切りやぐら

1333年新田義貞の鎌倉攻めの時に、追いつめられた北条一門がここに立てこもり火を放って自害した、鎌倉幕府終焉(しゅうえん)の地。少し坂を上ったハイキングコース入口手前には「高時腹切りやぐら」がぽっかり口を開けています。参拝者以外は立入禁止ということなので静かな気持ちでお参りします。
やぐらをあとにして、来た道を引き返し、住宅街の道を右折してハギで有名な宝戒寺方面に歩きます。

交通量の多い金沢街道をしばらく歩き、「岐れ道」信号からまた住宅街に。この道をまっすぐに進むと鎌倉宮があります。1869年明治天皇の創建で後醍醐天皇の第一皇子護良親王(もりながしんのう)をお祭りしています。社殿の背後には親王が幽閉されたと伝えられる土牢があります。
鎌倉宮を見学したあとは鎌倉宮に向かって左側の道を進みます。住宅街の中、ゆったりとした上り坂を立派な邸宅などを眺めながら歩いてきます。しばらく行くと右側にハイキングコースの入口がありますがそのまままっすぐ進みます。ほぼ突き当たりに近い場所にあるのが覚園寺です。

隠れた名園覚園寺

写真:覚園寺

覚園寺は1218年北条義時がこの地に大蔵薬師堂を建立したのが始まりです。その後北条貞時が寺院に改め、覚園寺と称されたのは1296年からとのこと。屋根付きの休憩舎やトイレもあり休憩には便利です。
前庭の見学は自由ですが、薬師堂や地蔵堂のある裏側の境内には寺僧の案内でのみ入ることができます。
みどころはかながわの名木100選にも選ばれているイヌマキ、樹齢40年を超える美しい樹形のメタセコイア、重要文化財に指定されている薬師如来と十二神将ほかの仏像、地蔵堂ややぐらなどです。要所要所で寺僧がていねいに説明してくれます。ユーモアを交え、み仏の世界を説明してくれますが、この説明もまた見どころのひとつといえます。しかし、なんといっても庭園の紅葉の美しさは筆舌に尽くしがたいものがあり、日本に生まれて良かったとつくづく感じる、そんな思いがしました。

いよいよハイキングコースへ

写真:ハイキングコース登り道

覚園寺を出てしばらく歩き、左側のハイキングコース入口から天園を目指します。しばらくは上り坂が続きますが、特別急なわけではなく無理なく登れると思います。この日は雨でぬかるんでいたので滑らないように注意して歩きました。

写真:鷲峰山分岐点

やがて鷲峰山の分岐点に到着。左に行けば百八やぐら、十王岩を経由して建長寺へ、右に曲がれば天園を経由して瑞泉寺へと続きます。今日は右に曲がることにしました。
ここからは尾根道を歩くコースになります。急な上り下りもなく、森林浴を楽しみながら快適に歩きましょう。

写真:大平山

やがて景観が一気に開ける場所に着きます。ここが天園ハイキングコースの最高峰大平山(標高158メートル)。まるで天然の階段のような巨大な一枚の岩肌をゆっくり歩いて下ります。左手にはゴルフ場のクラブハウスが見えます。この先すぐ右手にトイレがあるので小休止します。
しばらくゴルフ場沿いに歩いてからまた山道に入ります。やがて正面に「峠の茶屋」が見えてきます。お腹の空いた人はここで腹ごしらえをしてもいいでしょう。峠の茶屋からすぐに天園に到着。かつては相模、伊豆、駿河など六ヶ国が眺められたことから六国峠とも呼ばれ、優れた眺望が疲れをいやしてくれます(この日は雨のためあまりいい眺めとはいえませんが)。

写真:峠の茶屋

天園からさらにハイキングコースを歩いていきます。貝吹地蔵ややぐらなどを眺めつつどんどん進んでいきます。十二所(じゅうにそ)方面への分岐を過ぎたころから少しずつ下り道となってきて、やがてハイキングコースから一般道へ出ます。ここにあるのが花の寺として有名な瑞泉寺。ただし今日は天気も悪く時間もあまりないので割愛しました。

写真:荏柄天神社

住宅街をどんどん歩き、鎌倉宮近くを通り、やがて荏柄天神社(えがらてんじんしゃ)へ。天神様といえば学問の神様、菅原道真をお祭りした神社。境内には約100本ものウメの木が植えられ受験生にも人気の神社です。
このあとさらに住宅街を歩き、源頼朝の墓などを経由して、鶴ヶ岡八幡宮へ。この神社はあまりに有名な神社であり、いまさらここで説明するまでもないでしょう。

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