道路は緩やかに左にカーブし、右下には走水の海が見えています。緩い坂道を下っていくと、今度は道路は右に大きくカーブします。
道路左手にレンガ色の建物が見えてきました。この建物は、「走水水源地煉瓦造貯水池」です。フランス人技師、ヴェルニーが横須賀造船所のためにここから水道を引いたのが、横須賀水道の始まりです。
横須賀市水道発祥から今年(2008年)でちょうど100年。これを記念して駐車場やトイレなどが新たに整備されました。水栓からは、ヴェルニーの水と名づけられた豊かな水があふれています。
「走水水源地煉瓦造貯水池」「走水水源地鉄筋コンクリート造浄水池」は、ともに国登録有形文化財に登録されています。
走水水源地一体には豊かな森があります。国道と海岸の間はたくさんのサクラが植えられ、花見の季節には一般開放されています。
走水水源地を後にして歩き進めると、広々とした道路にフェニックスの並木が続くところに来ます。海側には広い歩道もあるの、そちらを歩くのもよいでしょう。
フェニックスの並木からガソリンスタンド脇を左に入り、馬堀小学校前交差点を右に進みます。この道はJR横須賀駅方面に続くバス通り。写真の郵便局前を過ぎると、間もなく馬堀海岸駅に到着します。
トイレ ・観音崎公園バス停、旗山崎公園、走水水源地駐車場 料金 ・京浜急行バス 浦賀から観音崎:210円 所要時間 ・約2時間 リンク ・観音崎公園(神奈川県公園協会公式サイト)>> ・うみかぜの路(横須賀市公式サイト)>> ・ヴェルニーの水(横須賀市水道局)>> ひとこと 「海と緑の10,000メートルプロムナード」、通称「うみかぜの路」は、JR横須賀駅と観音崎を結ぶおよそ10キロのウォーキングコースです。この日は全コースを歩くつもりでいたものの、あまりの暑さに一部だけにとどめておきました。のどが渇いたら、走水水源地のヴェルニーの水で渇きをいやすとよいでしょう。 訪問日 ・2008年9月中旬 関連するページ ・観音崎公園散策>>