高取山から急な階段を下ると、すぐに聖峰方面への分岐点となります。聖峰は小学生のころに1度来た記憶がありますが、またの機会に訪ねてみましょう。さらに弘法山方面を目指して歩きます。
道端には紫色の花が特徴のヤマトリカブトの姿も見られます。鹿避け柵にそってさらに先へと進みます。
やがて、念仏山に到着です。小さなベンチがあったので、またも休憩にしました。正面からまちが見えるようですが、残念ながらガスがかかって見えません。あとから来たハイカーにベンチを譲るように出発しました。
念仏山を下りたらすぐに電波塔の下をくぐります。写真の鹿避け柵をくぐったら、きちんともとの通りに閉めておきましょう。
やがて切り通しのある善波峠に到着します。ここには数体の石仏が残され、旧矢倉沢往還の雰囲気がムンムンと漂っています。上り道の先にある御夜灯(おんやとう)も気になりましたが、とにかく鶴巻温泉方面に急ぐことにします。
なだらかで快適な道をどんどん歩いていきます。「山道はどこもこんなだったら歩きやすいのに」などと勝手なことを考えながら、「野仏と温泉のみち」と書かれた分岐を越えて先に進むと、吾妻山に到着です。 ヤマトタケルノミコトの伝説にちなむこの山には「吾妻神社」と書かれた石碑やあずまやなどがあります。しばらく休憩しているとどこかのウォーキングクラブの大集団がやってきたので、そそくさと引き上げました。
吾妻山から先は、少し道が細くなります。写真の比々多村分岐を右に折れると民家が見えてきます。正面の東名高速道路をくぐって、鶴巻の温泉街を歩きます。
鶴巻温泉では、定番ともいえる弘法の里湯に立ち寄ります。ゆっくりと温泉につかったあとは、付属の「鶴寿庵」で手打ちそばをいただきました。お腹が一杯になったら帰ることにしましょう。ここから小田急線鶴巻温泉駅までは、目と鼻の先です。
トイレ ・蓑毛バス停 料金 ・丹沢大山フリーパスに含まれています。 所要時間 ・約5時間 リンク ・秦野市役所>> ・神奈川中央交通時刻表>> ひとこと 今回訪ねたこのコース、私はてっきり蓑毛越から鶴巻温泉まで、ずっと下り道なのかと勝手に思い込んでいました。確かに浅間山林道まではほとんど下り道なのですが、そこから先は適度に上り下りがあり、ちょっとした縦走気分が味わえます。高取山の上りは意外にきつく、あなどれません。でも汗をかいてもふもとに温泉があるというのは心強い限りです。 訪問日 ・2005年10月下旬 関連するページ ・弘法山ハイキング>> ・田原ふるさと公園から聖峰へ>>