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きまぐれハイキング


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荻窪用水散策

箱根登山鉄道入生田駅→山田家のカゴノキ→長興山紹太寺→長興山シダレザクラ→けんか水門→農道終点→(逆戻り)→旧東海道→道祖神(風祭駅手前)→萬松院(松平信康の供養塔)→丸塚隧道付近→山縣水道水源池→桜田隧道出口→荻窪川合流点→溜池跡→日透上人の供養塔→水車小屋→市方神社→めだかの学校→小田原駅

名木に誘われて・・

写真:山田家のカゴノキ

箱根登山鉄道入生田(いりうだ)駅を降りたらすぐに鉄道のガードをくぐって国道に出ます。すぐ左の土産店の駐車場脇に、かながわの名木100選に選定されている山田家のカゴノキがあります(小田原市では「入生田のカゴノキ」 樹高17メートル、推定樹齢300年)。
来た道を戻りガードをくぐったら旧東海道を右折し、その先を左折します。

写真:長興山紹太寺

まもなく左手に長興山紹太寺(ちょうこうさんしょうたいじ)が見えてきます。江戸時代に小田原藩主稲葉正則が鉄牛和尚を招いて創建した歴史ある寺院。創建当初は広大な伽藍(がらん)を誇っていましたが、火災で焼け落ち、現在は茅葺きの本堂が残されています。

写真:荻窪用水散策コース入口

道なりに進むと階段と舗装路の分岐点となります。階段を上れば春日局で知られるの稲葉一族の墓所となりますが、以前来たことがあるのでここは右手のシダレザクラ方面に進みます。
しばらく進むと右側に「荻窪用水散策コース」の案内板があります。のちほど右側のコースに進むこととして、ここは直進します。

写真:長興山シダレザクラ

農道の上り道を進んでいくと、左手に長興山シダレザクラが現れます。樹齢300年を超える堂々としたその姿は神奈川を代表する名木のひとつ。春には大勢の花見客でにぎわいます(満開時の様子>>)。

写真:荻窪用水案内板

シダレザクラの写真を撮ったら引き返し、先ほどの案内板のところを左折します(けんか水門)。ここから荻窪用水散策の始まりです。
右手にはるか向こうの山々を見ながら歩いていくと、間もなく荻窪用水の説明板がありました。

写真:農道終点

「風祭駅・萬松院へ」の案内に従い農道の終点まで上り、あぜ道を下るはずなのですが、このあぜ道が生い茂った草に覆われて隠れています。半ズボンで来たことを後悔しつつ、草をかき分け約10メートルほど下りましたが、これ以上進むことをあきらめ、来た道を引き返すことにしました。
長興山紹太寺前を通過したら左折して旧東海道を風祭駅方面に向かって歩きます。

風祭から荻窪用水へ

写真:道祖神

風祭駅にだいぶ近づいてきたところで、酒店の手前を左折します。この付近、かつて東海道の一里塚があったところで、お地蔵様の姿をした道祖神があります。ここから道なりに進むと、途中用水路脇のフェンスに「萬松院正門入口へ」と「丸塚隧道へ」と書かれた案内板があるので、萬松院正門方面へ進みます。

写真:萬松院

萬松院は、鉄筋コンクリートの建物と茅葺屋根の民家風建物が並ぶ不思議なお寺。裏手の墓地の一角に城壁のような壁に囲まれた立派なお墓があります。これは徳川家康の長男で、織田信長に切腹を命じられたといわれる松平信康の供養塔です
お参りをすませたら先ほどのフェンスの分岐点に戻り、丸塚隧道方面に進みます。

写真:丸塚隧道付近

細い上り道を歩いていくと間もなく突き当たりとなるところが丸塚隧道付近です。左側は開渠となっていて、荻窪用水をのぞき見ることができます。ここから右に進み、案内板に従いすぐに山道に入ります。ミカン畑を10メートルほど上るとまたすぐに舗装路となります。左折したらすぐに案内に従い右折します。

写真:山縣水道水源池付近

またしても草の生い茂る細い下り道が現れました。ここでも半ズボンで来たことを後悔しましたが、何とか歩くことはできます。間もなく荻窪用水と合流しますが、この付近は道もきれいな上になんとなく風情も感じられるところとなっています。

写真:山縣水道水源池

その先の右下には山縣水道の水源池が見えています。ここは、明治の元勲山縣有朋(やまがたありとも)が、自身の別荘に引く水道の水源とするため、荻窪用水の水を引いて水源池としたもの。個人用の水道施設としては大規模であり、水道史上でも注目されているものです(2004年2月にも来たところです>>)。

写真:桜田隧道出口

突き当たりの坂道を上って右折します。その先の丁字路は、2005年4月には右折しましたが、今回は左折します。またすぐに右折して、農道に腰を下ろし、休憩します。
右上に小田原競輪関連施設である「サンサンヒルズ小田原」を見ながら歩いていくと、左手に桜田隧道出口が見えてきます。出入口はコンクリートで固められていますが、内部は当時の素掘りの地肌が残されているそうです。

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