JR小田原駅北口を出ると、北条早雲像がわれわれを歓迎してくれます。ロータリーを越えたら正面の坂道を登り、突き当りを右折します。緩やかな坂を上り、そして下り、小田原税務署前の信号を左折します。
しばらく歩くと、右側に童謡、めだかの学校発祥の地があります。めだかの学校は、童話作家の茶木滋さんが、この付近の荻窪用水を舞台に作詞したといわれています。
もとの道をさらに西に向かって歩きます。荻窪用水の水車小屋の写真を撮って小田原厚木道路荻窪インターを過ぎると、だんだんと上り坂となり、間もなく辻村植物公園に到着します。
辻村植物公園は、ウメの名所としてかながわの花の名所100選に選定されており、園内には約560本のウメが栽植されています。
辻村植物公園のすぐ隣には小田原子どもの森公園わんぱくランドがあります。ここは子どもたちが豊かな自然や動物たちと親しく触れ合うための施設。各種の遊具やポニーの乗馬体験、SLなどが楽しめます。
園内を散策したら右手の坂を下り、いこいの森方面に歩きます。わんぱくランドからもう少し奥に進んだところにあるいこいの森。森林の中でのキャンプやバーベキューなどが楽しめます。
雑木林の間を抜け、石でできた橋を渡ると、野鳥観察の集団に遭遇しました。まさに野鳥観察、そして森林浴に最適の場所です。
いこいの森をでたら、もと来た道を戻ります。わんぱくランド、辻村植物公園を過ぎ、小田原厚木道路手前で右折します。このまま道なりに行けば小田原駅に着きますが、途中写真の案内板のところで右折します。
荻窪用水を渡り農道をしばらく歩くと前方に集落が見えてきます。緩やかな坂を下ると左手に水之尾毘沙門天が(みずのおびしゃもんてん)あります。この付近は昔から小田原石の産地で自然石を祭ったのがこの毘沙門天の始まりとのことです。
毘沙門天を見学したらもと来た道を戻り、右手の高台の道を歩きます。左手には小田原のまちが見えています。 農道の脇の細い急坂の下には、山縣水道の水源池が見えています。ここは、明治の元勲山縣有朋(やまがたありとも)が、自身の別荘に引く水道の水源とするため、荻窪用水の水を引いて水源池としたもの。個人用の水道施設としては大規模であり、水道史上でも注目されているものです。