港の見える丘公園は横浜の港や横浜ベイブリッジを一望できる横浜を代表する公園。観光客やカップルでいつもにぎわっています。
最初に神奈川近代文学館前を歩きました。ここには島崎藤村、川端康成など、神奈川県ゆかりの近代文学者たちの資料が展示されています。
ここから霧笛橋を渡ったところにあるおしゃれなレンガ造りの建物が大佛次郎記念館(おさらぎじろうきねんかん)。「鞍馬天狗」などで有名な文豪大佛次郎の自筆原稿など展示公開しています。
港の見える丘公園を出たら、フランス橋を渡ります。正面には横浜マリンタワーと横浜人形の家が見えます。
横浜人形の家を通り抜けたところにあるのがポーリン橋。ここから山下公園通りを見ながら山下公園に入ります。
山下公園は横浜でもっとも有名な公園のひとつ。ボーリン橋から山下公園に入るとちょっとした高台になっていて、正面にはみなとみらいの高層ビル群が見渡せます。ここから下りる階段の下にはアンコウの口の形をした小さな滝もあります。
その先の広場からホテルニューグランドを左手に見ながら歩いていきます。平日、休日を問わず、家族連れやカップル、修学旅行の生徒たちで大にぎわいです。 みなとみらいの高層ビル群を正面に見ながら進んでいきます。童謡で有名な赤い靴はいていた女の子の像がじっと正面の海を見つめていました。
山下公園内の散策が終わったら、みなとみらい地区方面に進みましょう。開国の道・山下臨港線プロムナードはみなとみらい方面に続く遊歩道。車を気にせずのんびりと歩くことができます。
間もなく左手に見えてくるのはクィーンの愛称で親しまれている横浜税関。塔の上の緑のドームが印象的です。
横浜税関を過ぎると歩道はゆるやかに右にカーブしみなとみらい地区が見えてきます。そして間もなく、横浜赤レンガ倉庫に到着します。
横浜国際船員センター「ナビオス横浜」は船員のための厚生施設ですがもちろん一般の方の利用も可能です。門をくぐれば汽車道を経由して桜木町駅に出ますが、ここは左折し万国橋からみなとみらいの眺めを堪能します。
右手に見えてきたレンガ造りの建物の真ん中から近代的なビルがにょっきり伸びているビルは国の横浜第二合同庁舎。旧生糸検査所の外観を利用しているためこのような構造になっていて「キーケン」の愛称で親しまれています。
信号のある大通りを渡ると右手に神奈川県立歴史博物館があります。堂々としたその建物は国の重要文化財に指定されています。
このほかにも馬車道には写真の日本火災横浜ビル(旧川崎銀行)や、馬車道大津ビル(旧東京海上火災保険ビル)などの近代建築を楽しめます。
馬車道はかつて馬車が走っていたことからその名があるとか。日本発の商店街であり、ガス灯などの「日本初」があることで知られています(かながわの古道50選)。
また、当時「あいすくりん」とよばれたアイスクリームの発祥の地には太陽の母子の彫像が立っています。
さて、そろそろJRのガードが見えてきました。関内駅ももうすぐです。おみやげは創業1839年、泉平(いずへい)のいなり寿司はいかがでしょうか。
訪問日 2003年10月上旬 関連するページ ・山手洋館散歩>>