今日は元々ヤビツ峠に行くつもりはなかったので、少々ゆっくり目に秦野駅に着きました。しかし、あまりにもいい天気なので、急遽三ノ塔行きに予定変更です。神奈中バスの蓑毛バス停から、道路向かい側の坂道(柏木林道)を上ります。
みのげ茶屋を過ぎると分岐点があります。直進すると大山方面への道となりますが、今日は左斜め前に進みます。割烹「蓑庵」の先には二体のお地蔵さんがあります。さらにその先、コーシーショップ「無番荘」前にはわき水でビールが冷やしてありました(料金はすぐ脇の箱に入れる)。思わず手が伸びそうでしたがまだ歩き始めたばかりなのでがまんです。
秦野市水道局蓑毛集水場付近では空が開け、山の向こうに青空が見えています。春岳沢に掛かる木の橋を渡ると、ここから山道となります。その先「髭僧の滝」の分岐点では滝に興味がそそられましたが、ここは素直にヤビツ峠方面に急ぎます。
ヤビツ峠へ続く道はそれほど急な上りもなく、道もしっかり整備されているため安心して歩くことができます。40分ほど歩くとどこからか自動車が走る音が聞こえてきます。ヤビツ峠が近いことを知らせてくれます。
歩き始めてちょうど1時間、ヤビツ山荘に到着です。ここからイタツミ尾根を経由して大山方面に続く道もありますが、すぐ先の階段を下りてヤビツ峠で小休止とします。
ひと休みしたら舗装路を歩きます。峠を越えたところなので道は緩やかな下り坂で楽に歩けます。9月の中旬とあって道端にはススキの穂が風に揺れていました。
20分ほど歩いて富士見山荘前に到着します。この前を左に曲がって坂を上ります。5分ほど歩くと右手に山道の入口があります。
いったんすぐに林道に出るので左に曲がり、すぐに右に曲がります。ここから本格的な山登りとなります。
50分ほど歩くと景色が開け、ガレ場に出ます。ここからの眺めは雄大そのもの。正面には大山の姿が見えます。右下に見える野原のようなところは、岳ノ台のグライダー発着所でしょうか。右の林から鮮やかな毛並みのシカが驚いて逃げていく姿が見えました。二ノ塔まではあと一息です。
狭い上り道を登りきると、二ノ塔に到着です。ここには三組のベンチがあり、休憩を兼ねて昼食にしました。
休憩後、三ノ塔に向けて出発です。一旦下り道となりますが、ここからこの後登る三ノ塔の登山道が見え、目を凝らすと登山者の姿も見えます。これからあの道を登るのかと思うと少々めげますが、二ノ塔から三ノ塔までは距離にすればわずか500メートル。がんばっていきましょー。
急な上りを登りきると、三ノ塔に到着です。今日もいい天気で360度の展望が楽しめます。ハイカーたちが休憩したり、記念写真を撮ったりと、思い思いに楽しんでいます。 前方の景色を楽しんでいると、突然目の前にパラグライダーが現れました。スイスイと気持ちよさそうに秋の空中散歩を楽しんでいるかのようです。 ススキと大山の写真>> 烏尾山の写真>>