小田急線・JR相模線厚木駅を出たら駅前の信号は渡らずみ右に進みます。相模大橋に続く交差点の信号を超え、その先の信号を横断します。しばらく直進し、右手の住宅街に入るとその一角に安養院があります。境内に入るとすぐ右手には稲荷神社があります。これも神仏習合の名残でしょうか。
安養院を出たら相模川方面に進みます。正面にはアーチ型の美しいあゆみ橋があります。 あゆみ橋手前を右手に折れて、相模川の土手沿いを歩きます。歩き始めてすぐのところに八大龍王の碑がありました。
しばらくの間堤防の道を歩きます。道路わきにはサクラが植えられ、4月には花見をしながらの散策も楽しめそうです。
三川とは相模川、子鮎(こあゆ)川、中津川の三つの川。この三本の川がこの付近で合流していることから三川合流点と呼ばれています。河原では保育園の園児たちが遊んでいるのが見えました。そして、左手には大山の姿が浮かんでいます。
間もなく河畔公園に到着します。ここは小さな広場になっていて、少年たちがサッカーに興じていました。また、サクラの名所としてかながわの花の名所100選にも選定されています。川に向かって立ったところにある相模川八景のひとつ、「相模川三川合流点と大山」の碑を確認しておきましょう。
河畔公園を離れ、住宅街を歩きます。お地蔵様を過ぎると左手に「海老名氏霊堂」の案内板があったので、路地を入っていきました。 海老名氏は村上源氏の後裔で、その昔この付近で栄えた一族とのことですが、詳しいことはよくわかりません。
海老名氏霊堂を後にしてもとの道を進み、突き当りを左折します。間もなく左手に総持院が見えてきます。この寺院は奈良時代の創建で、かつては大伽藍を誇っていたこともあるとか。
総持院を出て道なりに進むと、正面に有鹿神社(あるかじんじゃ)があります。有鹿神社は相模の国の最古の神社といわれています。本殿と拝殿の天井に描かれた龍の絵は海老名市の重要文化財。境内には古木も多く、うっそうとした雰囲気が漂っています。
道路を挟んだ向かいにある有鹿小学校敷地の一角には有鹿姫の霊地(あるかひめのれいち)の史跡の案内柱がありますが、いわれについてはよくわかりませんでした。有鹿神社を出たらもとの道を道なりに歩いていきますが、狭い上に交通量が多く十分注意が必要です。また、道路沿いに道祖神も多く、古くからの街道であることを物語っています。間もなく右手に現れる龍昌院を見学したら、住宅街を抜けて県道町田厚木線を横断し、田園地帯の中を歩いて海老名駅に出ます。
トイレ ・河畔公園 料金 ・特になし 所要時間 ・約1時間30分 歩行距離 ・約4km リンク ・小田急沿線自然ふれあい歩道>> ひとこと 相模川沿いに大山の景観を楽しみ、歴史のある寺院を訪ねるお手軽ウォーキングコースです。機会があればサクラの咲く季節に訪れたいところです。 訪問日 ・2002年11月上旬 関連するページ ・海老名散策>>