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きまぐれハイキング


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踊り子歩道と河津七滝

伊豆急行河津駅→バス停水生地下→伊豆の踊り子文学碑→氷室跡→旧天城トンネル→バス停寒天橋→二階滝→平滑の滝→宗太郎園地→河津七滝→河津七滝バス停→伊豆急行河津駅

水生地下から旧天城トンネルへ

写真:国道脇の旧道入口

写真:旧天城路の碑

伊豆急行河津駅を降りすぐ左のバスターミナルへ。東海バス浄蓮の滝行きに乗り約45分、バス停水生地下(すいしょうちした)で降ります。今日はあいにくの雨。道路脇に駐車場があり、ここでカッパを着用、ザックカバーを掛けて旧天城トンネルを目指します。なお、バスは1時間に1本程度しかないため、事前によく調べておくことをおすすめします。(タクシーだと5千円強)

写真:旧天城トンネルを目指す道

車がやっとすれ違えるくらいの道ですが歩くには十分な幅があります。舗装されていませんが歩きやすい道です。以前はバスが通っていたというから驚きです。

写真:伊豆の踊り子文学碑

水生地下から約5分、踊り子橋を過ぎたあたりに作家川端康成の文学碑があります。大きな石の左側には川端康成のレリーフ、そして右側には川端康成直筆の「伊豆の踊り子」の書き出しが刻まれています。
ここから10分ほど歩くと水生地。水生地といっても何のことだかよくわからないのですが、小さなあずまやがありとりあえず休憩します。まだ10時過ぎだというのになぜか昼食にしてしまいました。

写真:氷室園地倉庫

水生地で旧道を離れ少し上ったところに氷室園地があります。大正から昭和にかけて冬の厳しい寒さを利用して天然の氷を作ったところ。製氷に使った池と倉庫が再現されています。
倉庫を見学したあと、来た道を引き返して再び旧道を歩きます。旧天城トンネルを目指す自家用車や旅館のマイクロバスも結構通るので気をつけて歩きましょう。

重要文化財の旧天城トンネル

写真:旧天城トンネル

旧天城トンネル「天城山隧道」は、明治34年に貫通、同37年に完成した、全長445.5メートルのトンネルです。我が国最長の石造り隧道であり明治後期を代表する隧道として、道路隧道では始めて重要文化財に指定されました。中はかなり暗いのですが、ところどころ照明があり懐中電灯なしで歩くことができます。ただし結構音が響くのであまり大きな声を出さない方がいいかもしれません。天城湯ヶ島側入口脇には休憩舎とトイレがあります。また、ここから天城峠ハイキングコースに入ることもできます。

写真:踊り子歩道標柱

さて、旧天城トンネルまでは緩やかな上りでしたが、このトンネルを過ぎると今度は逆に緩やかな下りとなります。緩やかなつづらおりの道を25分ほど歩くと寒天橋に着きます。ここは天城火口群の火山湖である八丁池へ行くバス専用道路の分岐となっています。
八丁池はモリアオガエルの生息地として知られており、ハイキングコースとしてもにぎわっているようです。この寒天橋から踊り子歩道は舗装路となります。

写真:二階滝

寒天橋すぐ近くに河津川第一番目の滝、二階滝(にかいだる)があります。高さ約20メートルの美しい滝で、八丁池に源を発し、二段に落下していることからこうよばれています。滝を見るための観瀑台もあります。

写真:踊り子歩道の紅葉

ところでこの地域では滝のことを「たる」と呼びます。滝を表現する平安時代から続く俗語である垂水(たるみ)が語源であるとされています。踊り子歩道は今が紅葉の真っ盛り。街道沿いに延々と紅葉が続いています。

河津七滝までもう少し

写真:新道への分岐標識

休憩舎とトイレのある二階滝園地を過ぎ、さらに下っていくとやがて新道への分岐となる案内標識があります。ここで踊り子歩道とお別れしてスギやヒノキの生い茂る細い歩道に入ります。
国道を横切ると(交通量が多いので注意)またすぐにスギ木立の中の細い道となります。

写真:スギ木立の中の道

だんだんと川のせせらぎも近づいてきました。回りはスギなどの生えたうっそうとした林ですが、歩道はしっかりと整備されとても歩きやすいです。
そしてこの近くあるのが平滑の滝。大きな一枚岩に幅20メートル、高さ4メートルの滝があります。
さらに下っていくと案内板と休憩舎のある宗太郎園地。宗太郎とはこの地を開発した人の名前だそうで、ここでひと休みとします。ただし、トイレはもう少し下った所にあります。

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