京浜急行終点の三崎口駅から京急バス城ヶ島行きに揺られること約25分、白秋碑前バス停でバスを降ります。城ヶ島大橋の方に歩いて白秋碑苑に入ります。城ヶ島大橋のほぼ真下に北原白秋を記念した白秋記念館があります。
白秋記念館のすぐ前の砂浜には、白秋直筆の「城ヶ島の雨」が刻まれた白秋詩碑があります。ここから西の方向を見ると、海の上にうっすらと富士山が浮かんで見えました。
本来であれば白秋碑苑から神奈川県水産技術センター脇の道を経由して岩礁地を歩きたいところですが、途中一部通行止めとなっているため、白秋碑前バス停の駐車場内を歩き、舗装路を経由して県立城ヶ島公園方面に向かいます。
城ヶ島では1月の中旬ともなると約1万株といわれるスイセンが咲き、大勢の人が訪れます。公園内の駐車場周りやピクニック広場の周りなど、あちこちでスイセンの花を楽しむことができます。暖かい日差しを浴びて、ネコもスイセンの前でお昼寝していました。 展望休憩所からは、対岸の三浦半島先端にある風力発電の風車や富士山など、360度の展望が楽しめます。
城ヶ島公園の東端から階段を下りると、安房崎の磯に出ます。岩礁地に下りたら左に進み、しばらく歩くと、源頼朝ゆかりの水っ垂れに着きます。頼朝は三崎に別荘を構え、ここの水を煎茶や硯の水として利用したとの伝説があります。
もと来た道を引き返して、岩礁の上を歩きます。釣り人もたくさんいますが、今日の釣果はどうでしょうか。先端の安房崎灯台の先には、荒々しい磯が続いています。
少し手前に戻ったら今度は左(南)に進み、階段を登って城ヶ島公園に戻ります。
園内の散策路を、暖かい日差しを浴びながら歩いていきます。駐車場を通り過ぎたら、その先をウミウ展望台方面の案内板に従って左折します。
やぶの間の道をしばらく進むと、左側にウミウ展望台があります。城ヶ島はウミウ、ヒメウ、クロサギの生息地として知られ、海食崖にウミウの姿が点々と見えています。