JR根岸線根岸駅のひとつしかない改札を出たらバスロータリーを右に進み正面の信号の横断歩道を渡ります。右に進み次の信号の交差点を左折して路地を歩きます。まっすぐ進むとやがて突き当たりとなり、右に続く階段を上ります。
昼でも薄暗い階段を上りきると、不動坂に出ます。横断歩道を左に渡って不動坂を上ります。途中右手には某有名女性歌手の歌に登場するレストランが見えます。
不動坂を上りきると正面に米軍消防署があります。米軍の施設があるため周辺には英語の看板などが目立ちます。特に黄色い消防車は必見です。
消防署前を右折してしばらく進むと根岸森林公園の入り口に着きます。ここは慶応年間に日本で最初の競馬が行われた、いわば日本の競馬発祥の地。1943年(昭和18年)戦争のため閉鎖されるまでは多くの賑わいを見せたとのことです。
戦後は米軍により住宅地やゴルフ場として使用されていましたが、1977年(昭和52年)に森林公園として開園しました。
この公園の特徴はなんといっても広大な芝生広場となだらかな地形です。また、施設らしい施設がほとんどなく、散歩やジョギングなど、人それぞれ思い思いに楽しむことができます。
正面入り口から公園に入ったら、まずは左方面にアスファルトの舗装路を歩きます。舗装路がゆるやかに右カーブを描き始めたころから木陰に入り、しばらく木陰が続きます。楕円形の舗装路に沿って歩いていると、かつてこの公園が競馬場だったことがよくわかります。 正面入り口から見て右端のほうには池があり、子供たちがザリガニ釣りに興じていました。池のハスも美しい花をいっぱいに開いています。しばらく進むとまた正面入り口近くに戻ります。芝生広場の木陰で休む親子連れの姿がとてもほほえましく印象的でした。
根岸森林公園の一角には根岸記念競馬公苑があります。ここからはかつての根岸競馬場の一等スタンドがよく見えます。
苑内の馬の博物館ではウマと人との交流や歴史などウマに関する展示を楽しむことができます(有料)。まわりにはかつて競馬で活躍したウマの像があります。ここでしばらくウマについてお勉強しておきましょう。
ポニーセンターでは二頭のウマが昼食の餌を食べていました。ポニーの乗馬会も開かれ子どもたちに人気のようです。
根岸競馬記念公苑を出たら、右手に教会を見ながら進み、信号手前を右折して住宅街を歩きます。聖光学院に突き当たったら左に進み、さらに左、左へと進みます。
しばらくすると商店が現れなんとなく駅に近づいてきた感じがします。写真の手作り和菓子の店、越路でお土産を買ってはいかがでしょうか。やがて根岸線の電線が見えてきます。左に曲がると坂の下に山手駅が見えます。
JR根岸線根岸駅の正面左手、根岸小学校裏にある根岸なつかし公園内に、大正時代に建てられた旧柳下邸があります。根岸森林公園に行く前に立ち寄ってはいかがですか。 2004年7月下旬追記
リンク ・根岸なつかし公園(横浜市公式サイト)>>(リンク先がなくなっているのでいったんリンクをはずします。) 訪問日 ・2003年6月下旬