横浜市営地下鉄上永谷駅。駅前の見事な藤棚をくぐり港南土木入口交差点を通過。すぐに右折すると馬洗川せせらぎ緑道(うまあらいがわせせらぎりょくどう)です。しばらくは写真のように、横浜市営地下鉄の車両基地の壁を見ながら歩きます。
「天谷大橋」付近になると、川底に石を配したりあずま屋があるなどなんとなくいい雰囲気になってきます。さらにここから先は歩きやすいウッドデッキになっています。ところどころわき水が出ていたり池があったりと小さな自然に出会えます。
せせらぎ緑道が終わったら住宅街からすずかけ公園を経由して野庭団地に入ります。団地内の大通りはすずかけ通りと呼ばれ、道路両側にすずかけの木が植えられています。 大きく緩やかに湾曲した通りを下り、野庭団地信号で右折、坂を下って清水橋信号を左折すると鎌倉街道です。
水橋信号を左折したら道路左側を歩きます。右側を歩くと横浜横須賀道路入口で歩道橋を越えることになります。 古い街道だけに道ばたには庚申塔やお地蔵さまも見られます。
横浜横須賀道路をくぐり鎌倉街道を渡るようにして「高橋」信号を右折、すぐ左手に春日神社があります。 春日神社は古来日野四村の総鎮守で本殿・幣殿・拝殿が横浜市の有形文化財の指定を受けています。また、神社裏手のこんもりとした社叢林も横浜市の天然記念物として指定され、市内に残された貴重な緑となっています。
春日神社の先を左に曲がり幼稚園横を進み県立横浜日野高校手前を左に曲がると、日野中央公園に入ります。テニスコートや野球場、芝生などがある広い公園は、市民の憩いの場になっています。小川も流れていてせせらぎ沿いを散歩することもできます。
日野中央公園を出て、再び鎌倉街道を上大岡方面に進みます。「公園墓地入口」信号の先の路地を右折すると左手前方に大木が見えます。 この木はかながわの名木100選にも選ばれている「日野のシイ」。高さ20メートルにもなる巨木で樹齢は推定350年。個人宅の敷地内にあるのでマナーを守って見学しましょう。
日野のシイを見学したら住宅街を抜けて桜道に出ます。場所柄道路両側には石材店が並んでいます。道なりに進むとやがて日野公園墓地に入ります。あの美空ひばりさんもここに眠っているそうです。
公園墓地内を桜道に沿って歩きます。公園墓地の出口になると、やがて桜道も下り坂になってきます。 桜道は知る人ぞ知る横浜のサクラの名所。昭和8年に地元の有志の方が植えたサクラが今では立派な桜並木となっています。 両側にサクラを見ながらゆっくりと坂道を下っていきます。やがて鎌倉街道に突き当たり、右折すると横浜市営地下鉄港南中央駅はすぐです。
リンク ・小川の散策道(横浜市環境創造局)>> 訪問日 2003年3月下旬