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きまぐれハイキング


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旧古河庭園と六義園

地下鉄南北線西ヶ原駅→西ヶ原一里塚→旧古河庭園→JR山手線駒込駅→六義園(りくぎえん)→白山通り→JR山手線巣鴨駅→巣鴨地蔵通商店街→高岩寺(とげぬき地蔵)→R山手線巣鴨駅

バラの花咲く旧古河庭園

写真:西ヶ原一里塚

JR京浜東北線上中里駅から歩き始めるつもりでいたところ、鉄道事故で列車が止まってしまったため、やむなく地下鉄を乗り継ぎ南北線西ヶ原駅で降りました。目の前の本郷通りを滝野川警察署方面に5分ほど歩くと、西ヶ原一里塚があります。この一里塚は、江戸時代に設置されたままの旧位置を留めている都内で唯一の一里塚とのことです。

写真:旧古河邸

本郷通りを引き返しそのまま歩道を歩いていると、やがて旧古河庭園に到着します。門をくぐると目の前に堂々とした石造りの洋館が現れます。この石造りの洋館は英国貴族の邸宅に倣った古典様式の建築で、現在は美術館となっています(建物内の見学は要予約)。

写真:古河庭園バラ園

この土地は元明治の元勲陸奥宗光の別邸でしたが、宗光の次男が古河財閥の養子になった時古河家の所有となりました。

洋館正面には斜面を利用したバラ園が広がっています。ちょうどバラの最盛期とあって大勢の人出でにぎわっています。

写真:旧古河庭園バラ園

現在の洋館と洋風庭園の設計者は、鹿鳴館などを手がけ日本の建築会に大きな足跡を残したジョサイア・コンドルの手になるものです。

写真:日本庭園の雪見燈籠

バラ園からさらに下ると今度は日本庭園が現れます。心字池を中心に配し、大滝、枯滝、写真の雪見燈籠などが配置されています。鳥たちも人間をまったく恐れず、のんびりと休んでいます

写真:日本庭園の見晴台付近

心字池をぐるりと回り茶室前まで来たら、そのまま引き返します。見晴台、広場を経由し、裏門から外に出ます。

駒込駅を経由して六義園へ

写真:六義園の正門付近

旧古河庭園を出たら本郷通りに沿って歩きます。ゆるやかな坂道を上ってJR山手線駒込駅前を通過すると、目の前に六義園(りくぎえん)の染井門があります。この門は通常は利用できないのでこのまま進み、いったん右折して正門から中に入ります。

写真:もうせんが敷かれた休憩台

中に入るとすぐに真っ赤な日除けの傘ともうせんが敷かれた休憩台がやさしく迎えてくれます。その先の内庭大門をくぐると、目の前に巨大なシダレザクラがあります。春にはきっとすばらしい花を咲かせることでしょう。

写真:出汐の湊からの景観

六義園は、1695年に五代将軍徳川綱吉の側用人柳沢吉保が綱吉から賜った地に下屋敷を造りそこに造成した庭園です。御殿を六義館、庭園を六義園と称し、中国の古典『詩経』の六義(りくぎ)から園名が名付けられているそうです。明治に入り三菱財閥の岩崎家のものとなり、その後東京都に寄付されています。

写真:出汐の湊の2本のマツ

これから六義園内部の散策を楽しみます。最初に現れる景観が開けた場所は、出汐の湊(でしおのみなと)と呼ばれるところ。正面に池を見ながら右手に中の島、左手に蓬莱島、対岸に吹上浜を見渡すことができます。ここから見える小さなマツを写真に収め、左の方向に進みます。左手に心泉亭を見ながら進み、この付近から右手を見ると、蓬莱島と吹上茶屋が見えます

写真:滝見の茶屋

それから左手の木立の中を歩いていると滝見の茶屋に到着します。あずまやの横を渓流が走り、水分石(みずわけいし)などの景観を楽しめます

写真:吹上茶屋

道なりに進んでいくと間もなく吹上茶屋に到着します。中に入って抹茶とお菓子のセットで一服することとしました。ここからも美しい景観を楽しむことができます

写真:カフェ・クラナッハ

吹上げ茶屋を出たら、園内で一番高い築山である藤代峠や、2枚の大きな岩でできた渡月橋などのみどころを経由して中の島の横を歩き正門から外に出ます。正門を出たら右折し、そのまま道なりに進んでいきます。
六義園の塀が途切れたところにあるメルヘンチックな建物は、コーヒー専門店のカフェ・クラナッハ。時間があれば休憩していきたいところです。

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