小田急線秦野駅からヤビツ峠行きバスで約50分、ヤビツ峠に到着です。バスを降りると目の前にトイレのある休憩小屋がありす。大山へ行くにはバス停近くの登山道に入ります。
この登山道はイタツミ尾根と呼ばれる尾根沿いに続いています。景観はほとんど開けていませんが尾根沿いを歩くため、比較的楽に歩くことができます。
わずかな紅葉や杉木立などを見ながら登っていきます。「大山まで1.9キロメートル」の案内板を過ぎてしばらく進むと、木々の間から丹沢の山並みが見えることもあります。その先には一部鎖のある登り道がありますが、さほどきつくありません。
大山まで1.4キロメートル」の案内板を過ぎてから先の階段状になっているところから富士山の姿がとてもよく見ることができました。ただし、写真に撮ろうとするとちょうど木の枝が富士山にかぶってしまいます。そこからさらに登っていきます。やがて丹沢の山並みと左に富士の姿がくっきりと見えることができる場所があります。久しぶりに富士山をカメラに収めることができました。
ここを過ぎるとすぐに「大山200メートル、下社1.7キロメートル」の案内板のある分岐点に到着します。左に進んで最後の急な階段を登ると、目の前が大山山頂です。
山頂には大山阿夫利神社本社があります。ベンチや広場があるのでお弁当を食べることもできます。山頂に着いたときは眼下に雲が広がり、何も見えない状態でしたが、食事をしてしばらく休んでいると雲も消え、気持ちのいい眺望が楽しめました。
十分休憩を取ったところで下山開始。振り向けば阿夫利神社本社の鳥居が見えます。登山道を下っていくにつれて雲の中に入り、あたりにガスが広がってきます。富士山が見えるという富士見台でも景観は望めませんでした。
蓑毛方面への分岐点である十六丁目追分の碑前にあるベンチで小休止。ここから阿夫利神社下社までは、天狗の鼻が突き刺さって岩に穴が開いたかのような天狗の鼻突き岩やボタン岩、夫婦杉などを見ながら下っていきます。やがて現れる急な階段を下ると阿夫利神社下社裏の登山道入口に出ます。