今日はJR中央線藤野駅を起点に甲州古道を歩きます。トイレは改札を出て右手にあります。準備ができたらJR中央線の線路沿いを八王子方面(東)に歩きましょう。
しばらく線路沿いを歩くとやがて藤野中学校に突き当たるので、右に進みます。その先を右折すると国道20号線に出ます。国道に出たら左折して、八王子方面に向かいます。
国道20号線は交通量も多い上に歩道も狭く、少々怖いのでさっさと歩きましょう。このあたりは古道の雰囲気はまったくありません。
やがて、沢井川に架かる吉野橋があるのでここを渡ります。橋を渡った右手には、小猿橋跡の説明版がありました。有名な猿橋と同じ工法で作られ、猿橋より一回り小ぶりなため小猿橋とよばれたそうです。
吉野小学校入口の信号を通過してしばらく歩くと、右手に吉野宿「ふじや」があります。この地区の郷土資料館となっており、せっかくですから、中に入りましょう。
中に入ってまず目を引くのは写真の大臼と、すぐ隣にある吉野宿の模型です。1階には畳の広間があり、自由に休憩することができます。2階には、この地方で出土した土器や昔の生活に使っていた道具などの展示と、養蚕業など関する説明があります。 また、この「ふじや」と道路を挟んで向かい側には、吉野宿本陣の案内板があります。
「ふじや」を出たら、さらに相模湖方面に進みます。コンビニエンスストアを通り過ぎ、最初の写真の交差点を左折して、国道とお別れします。まずは急な上り坂となり、右下には国道20号線から中央高速道路に入る交差点や相模湖の姿が見えています。
今回利用したJR八王子支社発行のパンフレットや相模原市観光協会ホームページ掲載の地図では、ふじやを出たらいったん藤野方面に戻り、吉野小学校に向かう交差点を右折(北上)するよう案内されています。私は「ふじや」の係りの方から、パンフレットとは違う本来の甲州古道を教えてもらい、そのとおりに歩くことにしました。なお、私が歩いたコースは、JR八王子支社のパンフレットではねずみ色で記載されています。
国道を離れると静かな道となりますが、道幅は狭く、時折車の通行もあるので注意が必要です。歩き進むうちに写真のような石造物を見かけることがあります。やはりこの道は昔からの道のようです。
どんどん坂道を上っていきます。沢の近く、道路が大きく右にカーブしているところを過ぎると、写真の観福寺があります。休憩を兼ねて本堂内部などを見せてもらいました。
観福寺の裏手からさらに坂を上ります。写真は中央高速道路の上に架かる橋のところです。このあたりまでくると、傾斜もいくらか緩やかになります。
中央高速道路を越えてしばらくすると、幅の広い道路に突き当たるので、右に進みます。右手にはところどころ景観が開けるところもあります。