湘南モノレール西鎌倉駅を降りて南に歩くこと約10分、ファミリーレストラン手前を左に曲がります。住宅街に流れる川にかかる橋を渡り道なりに進み、腰越山王下公園、警察犬訓練所前を通り過ぎると、目の前に緑の野山が見えてきます。
ここは広町緑地(広町の森、広町・竹ヶ谷ハイキングコース)の新鎌倉山入口。手作りの案内板には広町の森の注意事項が書かれています。さっそく広町緑地を歩きましょう。ここには決まった順路はありません。とりあえず正面から見て左手の小川沿いに歩くことにしました。
左手に小川のせせらぎを見ながら、散策路を歩きます。前方には湿地帯が、右手には緑の山が見えています。
地元の子どもたちが元気に木登りをしていました。ほかにも、何かの草をとる人、敷物を広げて食事をする人、水遊びをする親子連れなどがいます。2本のメタセコイアの大木を通り過ぎ、先に進みます。
そのまま歩いていくと突き当たりの森となるので、来た道を引き返し、左側の土手沿いを歩きます。がけ崩れ前を通りはしごを渡って竹やぶの道を通り過ぎるとここでも子どもたちが木登りをしています。写真の土手沿いの道をさらに歩いていきます。
「もののふの道・御所台山コース」と書かれた手作りの看板のところを左に曲がり、山道に入ります。最初はかなり急な上りですが、すぐにサクラ並木の尾根道となります。この道をどんどん進み、右側からの合流点を過ぎさらに進んだら左折します。
さらにもう一度左折して進んでいくと、正面にサクラの大樹がありました。樹齢数百年とも考えられているこの木は広町緑地のシンボルツリーのひとつ。しかし、樹勢が衰えているのか、周囲は立ち入り禁止となり、幹はロープで補修されていました。
来た道を引き返し、サクラの並木道を通り抜けて坂を下りると、左手には小さな小川が流れています。何の変哲もない小川ですが、水のせせらぎと草の緑がとても美しく感じられます。小川を渡って先に進み右に折れると最初に到着した新鎌倉山入口。ここでベンチに腰を下ろし、正面の山を見ながらいったん休憩としました。
新鎌倉山入口から今度は右側の山に沿った道を直進し、「もののふの道・竹ヶ谷きはち窪コース」の案内に従い歩きます。こちらも谷戸の道で、周囲は湿地帯となっています。木のベンチがいくつかあるところを通り過ぎ、さらに奥へと進んでいきます。
さらに進んでいくとだんだんと谷戸がせばまってきます。周囲に人工物はまったくなく、なんだか子どものころ図鑑で見た原始の世界に迷い込んだような気分です。それでも正面にがけが近づいてくると産業廃棄物のようなごみがあちこちにあり、急ながけを登りきると目の前に普通の民家が現れちょっと驚きです。ここは右に進み、七里ガ浜2丁目入口でさらに右に進みます。