湯坂路入口バス停でバスを降りて少し手前に戻ると。鎌倉古道の湯坂路入口があります。今日はこの湯坂路(ゆさかみち)を歩いて手軽に紅葉を楽しもうと思います。
湯坂路に入り飛龍の滝方面の分岐を過ぎると、 いきなり紅葉のお出迎え。なんだか幸先がいいではありませんか。枯れ始めたススキがたくさんある道を歩いていきます。足元にはリンドウの花も咲いています。
湯坂路はアジサイの名所でもありますが、もちろんアジサイは枯れています。アジサイに囲まれた道を登っていくとベンチのある鷹巣山(たかのすやま、834メートル)に到着です。ここは、豊臣秀吉の小田原攻めに備え後北条氏が築いた城跡といわれ、駒ケ岳方面を眺めると、紅葉と山の稜線が美しい対比を見せています。
鷹巣山からは暫く下りの道となります。真っ赤な紅葉と枯れたアジサイが、季節の移ろいを感じさせます。
平坦なところに出ると、やがて林道と交差するX(エックス)字の交差点に出ます。ここは案内板の矢印に従い左斜め前方に進みます。
アジサイを両側に見ながらどんどん歩いていくと、浅間山(せんげんやま)に到着します。広々とした草地で眺望もよく、ベンチもありお弁当を食べるには最適の場所ですが、今日はまだ時間が早く、二組のハイカーが軽い休憩を取っていました。
浅間山からはほとんど下り道となります。木々の葉が赤く色づく紅葉もきれいですが、黄色い葉もススキと相まってなかなかきれいなものです。
高台から見下ろすようなところから、大平台方面への分岐点が見えています。蛇行した道を下って案内板を過ぎたら、さらに先へと進んでいきます。