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きまぐれハイキング


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元箱根石仏群とお玉ヶ池

箱根登山鉄道小涌谷駅→(箱根登山バス)→芦之湯バス停→芦之湯フラワーセンター→五輪塔(俗称:曽我兄弟・虎御前の墓)→休憩小屋→二十五菩薩像→宝篋印塔(俗称:多田満仲の墓)→精進池→ガイダンス棟→磨崖仏(俗称:六道地蔵)→宝篋印塔残欠(俗称:八百比丘尼の墓)→磨崖仏(俗称:応長地蔵)→お玉ヶ池ハイキングコース→お玉ヶ池→箱根の森・あずま屋→箱根旧東海道→元箱根港バス停→(箱根登山バス)→箱根登山鉄道箱根湯本駅

芦之湯バス停から元箱根石仏群へ

写真:芦之湯フラワーセンター

箱根でバスに乗るときはいつも箱根湯本駅から乗っていましたが、今回はなるべくバスに乗る時間を短くするため、箱根登山鉄道小涌谷駅からバスに乗りました。ここから芦之湯バス停まではそれほど時間は掛かりません。
バスを降りると目の前に町立の芦之湯フラワーセンターがあります。時間があれば立ち寄りたいところですが、今日は先を急ぎます。

写真:国道1号線最高地点付近

バス停のすぐ横に遊歩道の入口がありますが、ここは国道1号線を歩きます。緩やかな上り坂はうぐいす坂とよばれるところ。しばらく歩くと国道1号線の最高地点があります(標高874メートル)。
この付近から遊歩道に入ります。

写真:曽我兄弟・虎御前の墓

林の間の遊歩道を抜けると小さな広場があり、ここに三基の五輪塔があります(通称曽我兄弟の墓・虎御前の墓)。
五輪塔とは、宇宙の五つの構成要素をかたどったもので、「地蔵講」の銘が刻まれている五輪塔はこれが日本最古のものといわれいます。

写真:休憩小屋

遊歩道を少し進むと小さな休憩小屋があったのでここで昼食としました。ここは国道と接しているところで、国道に車を止めて散策する人の姿も見られます。

写真:二十五菩薩像
拡大写真

昼食が済んだら遊歩道を歩き、国道下のトンネルをくぐります。その先には岩の中腹に沢山の仏像が彫られ、トンネル手前の三体(見落としました。)と併せ、二十五菩薩といわれています。信仰心の薄い(?)私ですら思わず手を合わせずにはいられませんでした。
ここから少し歩くと 多田満仲の墓ともいわれる宝篋印塔(ほうきょういんとう)が上二子山を背に立っていますが、この付近に点在する磨崖仏や石塔は元箱根石仏・石塔群と名付けられ、国の重要文化財に指定されています。

かつて箱根は地獄だった・・

写真:精進池方面への分岐点

多田満仲の墓から少し歩くと精進池方面との分岐点があるります。まっすぐ進めば近道ですが、せっかくですから少し遠回りしていきましょう。

写真:精進池付近の道

精進池を回るコースは前半はほとんどが笹に覆われた細い道になっています。ところどころに笹が途切れ、水際に出られるところがありますが、対岸には丸みを帯びた特徴ある形の 上二子山が見えています。

写真:ガイダンス棟

やがて元箱根石仏群のガイダンス棟に到着します。木造の渋い建物はこの付近の雰囲気によく似合っています。

写真:ガイダンス棟内部の案内板

内部には地獄を表現した展示がありますが、真っ暗で先に進めずよくわかりませんでした(歩かないでずっと待っていたほうがよかったようです。)。展示コーナーを抜けると、石仏群の修復保存の様子や付近の地図などの展示と休憩用のベンチがあります。

写真:八百比丘尼の墓

ガイダンス棟を出たら、国道と精進池の間の遊歩道を、少し戻るように進みます。国道下のトンネルの先には、八百年以上生きた伝説の女性、八百比丘尼の墓といわれる宝篋印塔残欠(ほうきょういんとうざんけつ)があります。
すぐ右側には応長年間の銘から 応長地蔵といわれる磨崖仏が、道行く人をじっと見守っています(別名火焚地蔵)。

写真:六道地蔵

来た道を少し戻って国道下のトンネルをくぐります。
その先にある 六道地蔵とよばれる磨崖仏は、立派な木造の建物に覆われています。磨崖仏は鎌倉時代に彫られ、覆屋は室町時代に造られたものを復元したものです。

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