小田原駅から伊豆箱根鉄道大雄山線に乗り換え終点大雄山駅で下車。ここからバスに揺られること約10分、大雄山最乗寺(道了尊)に到着します。この寺は了庵慧明禅師(りょうあんえみょうぜんじ)が1394年に開いた曹洞宗の名刹で、境内に続く杉木立を歩くだけで森林浴を満喫できます。せっかくですからしばらく境内を散策し、本堂で旅の無事を祈ります。赤い鉄下駄のすぐ左側がハイキングコースの入口。さっそく登り始めました。
登り始めてしばらくの間はどこが道なのかよくわからない中、半信半疑で進みます。しばらくすると、はっきりとハイキングコースとわかる道にぶつかり、右に進みます。
杉木立の中を徐々に徐々に登り進んでいきます。スギのいい香りやウグイスの声を聞きながら少しずつ登っていきます。
やがて、ハイキングコースと林道が交差するところで小休止。水分を補給していると女性ライダーの運転するオフロードバイクが3台通り過ぎていきました。看板を頼りに再びハイキングコースを歩き始めます。
ここはもうただひたすら登っていくのみ。幸いなことにだんだんと太陽が姿を現してきました。しかし、暑くなることを考えると本当にいいのかどうか。 やがて二つ目の林道と交差します。今度の林道は少し幅も広く、舗装もされていました。ここは正面にある階段を登っていきます。
道は相変わらずうっそうとした木立の中。時折木漏れ日が気持ちよく差す中を、少しずつ登っていきます。
やがて、見晴らし小屋に到着。後ろを振り返ると木立の間から足柄平野の景色が見渡せます。ここで再び小休止。そしてしばらく景色を堪能します。
見晴らし小屋を後にして、またも森の中のハイキングコースを歩きます。しばらく歩くと、あたりが開け、草原のような道になります。傾斜もそれほど急ではなく、のんびりと歩けますが、直射日光が当たる分厳しいかもしれません。正面の緑が鮮やかで心が和みます。後ろを振り返れば足柄平野や相模湾が見渡せ、まるで私たちを激励しているかのようにも思えます。 まもなくまたも登りがきつくなってきます。ところどころに咲くヤマユリを見ながらがんばって登っていきます。しばらくすると神明水に到着。水に手をつけるととても冷たく、暑さを忘れさせてくれます。