伊豆急行富戸駅は小さな駅。改札を出たら目の前の道をまっすぐ進んでいきます。道路脇に咲いているカワヅザクラは今が満開。枝いっぱいに花を咲かせていました。

富戸コミュニティセンター前の交差点で左折してそのまま道なりに進みます。多少の起伏とカーブがありますが、舗装された一本道で快適に歩けます。

途中、三叉路を左折して、すぐに鉄道の「三の陸橋」を渡り、さらにそのまま進んでいきます。沿道にはアジサイが植えられ、6月にはきれいな花を咲かせることでしょう。高台に差し掛かると、向こうに伊豆の海が見渡せます。

しばらくすると国道との合流地点に出ますが、ここは右手の竹やぶの中の道を進みます。竹やぶを抜けると住宅街となり、丸塚公園横を歩いて小室山公園方面に進みます。国道を左に見ながら進むと間もなく小室山公園入口に到着します。

小室山はもともと小さな火山だったもの。現在はその周辺地域も含めて公園として整備されています。

小室山つばき園には千種類約4,000本のツバキが植えられているとのことですが、見ごろまで今ひとつの印象でした。それでも、つばきの館のトイレ前には切り取られた花が美しく飾ってありました。

つばき園を通過しテニスコート脇を抜け、池のほとりのあずまやで小休止。次はつつじ園を散策します。右手にはウメの花が咲き、左には小室山の全景を見ることができます。

ここにあるツツジは、今はきれいに刈り込まれ、やがて来る開花期を静かに待っているかのようでした。ツツジの間のウメも、美しく咲いています。

つつじ園を過ぎると、右手には広大な芝生広場が現れ、ここでお弁当を食べている人も見られます。そして小室山の周囲に円を描くように右手の山道に入っていきます。

山道を進んでいくと、やがて階段となりますが、それほど急なわけでもありません。

やがて、空が開け広場に到着します。ここは恐竜広場。恐竜たちを背に記念撮影する親子連れの姿が目を引きます。

恐竜広場から再び登り道を歩きます。木立の間から美しく輝く伊豆の海が見られます。案内板に沿って急な坂を登ると、やがて小室山頂上に到着します。