伊豆箱根鉄道線伊豆長岡駅から駅前の道をまっすぐ進み下田街道を横断、狩野川にかかる千歳橋を渡り右折します。しばらくの間狩野川沿いの堤防道を歩きます。
この土手道は遮るものがなく天気が良ければ遠く富士の山も見るとことができます。しかし、この日はかなりの雨。残念ながら眺望を楽しむことはきませんでした。

あやめ橋の手前で左に曲がり伊豆長岡の温泉街に入ります。ここから源氏山の七福神巡りが始まります。まず初めは恵比寿神を祭った湯谷神社。ここで御朱印帳にスタンプを押します。次はすぐ手前にある長温寺。ここは福禄寿をお祭りしています。温泉街をしばらく歩くと右手に西琳寺が見えてきます。この山門をくぐり左手から山道に入ります。

しばらく細い山道を歩くとやがて弁財天のほこらが見えてきます。ここには温泉街を見渡せる休憩所もあるのでひと休みしてもいいでしょう。弁天様のほこらの先にあるみろく堂を経由して山道を登っていきます。

しばらく登っていくと山頂広場に到着します。ここからの眺めもいいはずなのですが、雨の降る今日は仕方がありません。寿老人のスタンプを押したら今度は下りです。しばらくのあいだは舗装された道を大きくカーブするように下っていきます。

途中、温泉街の眺めやわずかに残った紅葉などを楽しみながら歩いていきます。

やがてあやめ御前広場に到着です。あやめ御前は今からおよそ800年前、伊豆長岡町古奈に生まれ、成長したのちに京に上り、宮中一の美女とうたわれました。歌道に優れた武人・源頼政と結ばれ、幸せな時もわずか、源平の戦いで頼政は帰らぬ人となりました。伊豆長岡に戻ったあやめ御前は、頼政の霊を弔いながら89年の生涯を閉じたそうです。

かつらぎ山パノラマパークはレストランやボウリング場を備えたレジャー施設。ここからかつらぎ山ロープウェイに乗り、しばらくのあいだ空中散歩を楽しみます。ロープウェイというとはじめから山の斜面見ながら上っていくという印象がありますが、このロープウェイはしばらくの間平地の田園地帯を進んでいきます。およそ７分後、山頂駅に到着です。

山頂には富士山展望台やアスレチック、源頼朝像、自然観察路などの設備があります。また、物見やぐらからは箱根連山や富士山、駿河湾など360度のパノラマが楽しめます。しかしながらこの日は雨。景色はまったく楽しめませんでした。