小田急線新松田駅から富士急湘南バスに乗り約20分、大野山入口バス停で下ります。道路向こうの壁面にはペンキで大野山入口と書かれています。あまりよく考えずになんとなくこの上の坂を上っていくと、すぐに一般の民家に着いてしまいました。下に戻って左(山北駅方面)に戻り、左に曲がって歩きます。
トンネルのすぐ隣の壁面には大野山方面への案内板がありました。ここを左に曲がって舗装路を歩いていきます。天気は曇りから小雨に変わり、東名高速道路手前では帽子をかぶり、ザックにカバーを掛けました。
東名高速道ををくぐり、都夫良野(つぶらの)バス停を通り過ぎてしばらく進むと右上へに進む分岐点があります。どちらでも大野山に登れますが、ここは右に進みます。
細い上り道を案内板に従い進みます。間もなくほぼ満開のウメが見えてきました。ここからは左手に茶畑や 東名高速道路方面への景観が開けています。地元の小学生手作りの「草原のてんぼう台」と書かれた看板がありました。この先道はスギ林の急な上りになります。
水道施設や「でんせつの大カーブ」「森の休けい場」を過ぎ、茶畑のある住宅地を過ぎると共和小学校前に出ます。ここを右に曲がるとトイレがあるのでしばらく休憩とします。
国指定の民俗文化財「山北のお峰入り」の案内板や茶畑を見ながら歩いていくと、市間方面との分岐点となるので、ここは左に進みます。
舗装路をしばらく進むと「大野山登り口」と書かれた道標があります。横長の案内板の上には地蔵岩との案内がありますが、どれがこの岩なのかはよくわかりません。ここから山道に入ります。
今日は天気が悪く、周りはもやで覆われています。あまり急な上りはありませんが、ゆっくりと確実に上っていきます。やはりこの道にも倒木などの被害があります。
途中2ヵ所橋を渡りますが、落石で一部手すりが壊れていました。写真の砂防ダム付近で道は左にカーブします。この先の山道の手すりも大きく壊れています。
やがて階段が現れるのでこれを上ります。上るにつれてもやも濃くなり、少しずつ雪も増えてきます。右側の金網の向こうはは県営の大野山乳牛育成牧場ですが、こんな天気ですからもちろん牛はいません。一直線に続く急階段は最後のがんばりどころ。途中休みながら何とか上っていきます。
やっとの思いで階段を上りきりました。左に進むと舗装路となりますが、ほとんど前は見えません。
駐車場を過ぎ最後の上りを進みます。目の前の木の枝にも雪が張り付いてます。サクラが植えられた頂上広場は一面の雪。山頂に立つ標柱も雪をかぶっています。
頂上には屋根のあるあずまやがありますが、強い横風で雨は横に降り、屋根の役割を果たせません。ストーブで鍋ものを温めてもなかなか温まらず、寒くてたまりません。ザックに付いた水滴がみるみる凍っていき、ガスの缶はコンクリートに張り付いてしまいました。