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きまぐれハイキング


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最明寺史跡公園から西平畑公園へ

JR御殿場線松田駅(小田急線新松田駅)→(富士急湘南バス)→松田山入口バス停→物言い坂→最明寺史跡公園→百八ッ火の碑→チェックメイトカントリークラブ→林道→東名高速道路→散策道→西平畑公園(松田山ハーブガーデン)→散策道→JR御殿場線松田駅(小田急線新松田駅)

松田山入口から最明寺史跡公園へ

写真:JR松田駅ホームから見る松田山ハーブガーデン
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JR松田駅のホームから松田山方面を見上げると、松田山ハーブガーデンの白い円筒形の建物が見えます。今日の最終目的地は松田山の早咲き桜の見物です。桜色に染まる松田山の斜面に期待で胸も膨らみます。ホーム反対側には富士山も顔を出しています。

写真:松田山入口バス停付近

つい先日雪の大野山を登った時には小田急線新松田駅前からバスに乗りましたが、今日はJR松田駅近くの松田駅入口バス停から乗りました。国道246号線に合流してすぐのバス停、松田山入口で降ります。御殿場線の向こうには美しい富士山の姿が見えます。目の前の桜観音交差点を渡り、ハイキングコースに入ります。

写真:農道を登る

東名高速道をくぐるとハイキングコースの案内板があります。コース入口から先500メートルの地点でがけ崩れの補修工事が行われていて車両通行止めとなっていますが歩行者は大丈夫。農道の上り道を歩いていきます。

写真:物言い坂案内板付近

ミカン畑の間を登り進むにつれて徐々に景色もよくなっていきます。間もなく物言い坂の案内看板が見えてきます。農道改修前、ここから約500メートルは急な上りで、荷物を運ぶ子馬がなかなか登れず、母馬が何かを言い聞かせて登っていったという言い伝えがあるそうです。

写真:矢倉岳と箱根の山々

物言い坂の案内板からしばらく進むと、後方に足柄平野や箱根の山々、お椀を伏せたような矢倉岳などがよく見えています。

写真:雪の農道

ところどころ日当たりの悪いところは雪が残っていて、路面も一部凍っています。滑らないように気をつけながら登っていきます。茶畑にも雪が積もりきれいな縞模様になっています。

写真:最明寺史跡公園入口

寄(やどりき)自然休養村との分岐を過ぎると道路は右にカーブし、その先を左に入ると最明寺史跡公園です。入口左には管理事務所の建物、その右側には東名高速道路拡幅工事の際発見された、奈良時代の屋根瓦の窯であるからさわ古窯跡群が移築、保存されています。

すばらしい眺望を堪能したものの・・

写真:最明寺史跡公園の池

最明寺(西明寺)はかつて大規模な寺院だったとのことですが、現在は史跡公園として、大小二つの池や散策路などが整備されています。後方の斜面や公園内にはサクラが植えられ、かながわの花の名所100選に指定されています。

写真:最明寺護摩堂跡

護摩堂跡には石碑があり、早咲きのサクラも咲いています。私はこの史跡公園から松田山みどりの風自然遊歩道を経由してハーブガーデンのある西平畑公園を目指すつもりでしたが、案内板を見ていた年配の夫婦から展望台に行くことを勧められ、「若いから大丈夫よ」という言葉に大いに納得して後方の斜面を登り始めました。

写真:最明寺史跡公園からの眺望

斜面を登りきると左が展望台方面ですが、あまり時間がないのと一面雪で覆われていたため展望台は諦め、右に進むことにしました。それでも矢倉岳や箱根連山への展望が開け、少し進むと富士山を見ることもできました。しかしその先は雪の上に誰かが歩いた跡もなく少々不安でしたが、工事現場の柵を越えると舗装路に出たので左に進みました。

写真:チェックメイトカントリークラブ横の道路

さて、私が歩こうと思っていた松田山みどりの風自然遊歩道はどうやら最明寺史跡公園の入口付近にあるようでしたが、そうとも知らずにこのまま歩いていけばきっと分岐点があるものと思い込み(もちろん間違いなのですが)、チェックメイトカントリークラブ沿いの舗装路を進みました。

写真:百八ッ火(ひゃくはって)の碑

舗装路を進んでいくと、間もなく左側に松田山の松明、百八ッ火の碑(ひゃくはってのひ)がありました。その昔、松田城落城の時、農民たちが落武者たちを導くためにたいた送り火とも、五穀豊穣を願う農民達の祈りともいわれており、毎年8月末に松明の火が松田山を赤く染めあげます。

写真:松明の台と富士山

その先道路右側に松明の台が並んでいます。この付近、右前方には相模湾に注ぐ酒匂川(さかわがわ)、右手には足柄平野と箱根や足柄の山々が、右後方には富士山が見える絶景の道となっています。

写真:チェックメイトカントリ−クラブクラブハウス

道路が左に大きくカーブすると正面にゴルフ場のクラブハウスが見えてきます。このまま道なりに進むとゴルフ場の正面入り口付近となりますが、この付近からは雪をかぶった丹沢の山々が見えてきます。

写真:丹沢の山並み
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自然遊歩道への分岐はいったいどこだと思いつつゴルフ場沿いを歩いていますが、左手ゴルフ場の芝生越しに丹沢連山、そして大山がとても美しく見えています

ゴルフ場が途切れると道はどんどん下りとなり、いよいよ自然遊歩道に行けるかどうかが怪しくなってきました(というより、行けないのですが・・。)。景色も先ほど見えていた足柄平野から、大山とその麓に広がる秦野盆地に変わっています。右下に小田急線や国道246号線が見えたときは道を間違えたことを確信し、急斜面にヘロヘロになりながらいったん50メートルほど戻りました。しかし時間の関係もあり西平畑公園へ行くことは諦め、このまま下って国道を通って帰ることにしました。なんだかとてもあせってしまい、ほとんど斜面をジョギングするように下りていきました。しかし・・

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