JR御殿場線の上大井駅を降りると駅舎にはひょうたんを刈り取った跡が見られました。もともと駅員さんが日除けのためにひょうたんを植えたと聞いたことがありますが、今ではすっかり町の名産品となっています。切符は備え付けの箱に入れ、富士見塚ハイキングコースを目指します。 駅正面、県道を渡ったところにある小田原寝具店は「まちかどひょうたん博物館」のひとつ。富士見塚ハイキングコースの案内所ともなっているので出発前に立ち寄るのもいいでしょう。
県道を少し進んだら左折し、正面の階段を歩きます。いきなりの階段で少し息が弾みますが、すぐに先ほどの舗装路と合流します。そのまま舗装路を進むと道は左に大きくカーブし、緩やかな下りとなります。
しばらく進んだら右折し田園の中を歩き山田の里に入ります。農家の前にある水車小屋はもともときざみタバコを作るためのもの。残念ながら水車は壊れ、現在は使われている様子はありません。
田園の中をしばらく進むと了義寺に出ます。本堂の杉板戸12枚には竜虎、山水、花鳥などが描かれていて、町指定文化財となっています。お寺に頼めば見せてもらうことができるとのこと。
さて、来た道を少し戻って左折し、農道を歩きます。ここからしばらくは登りが続きます。両側のミカン畑を見ながら少しずつゆっくりと歩いていきます。途中軽トラックがやっと通れるほどの道になると少し下りになります。やがて右側に多目的スポーツ広場の金網が見えてきます。
どうしてこんな山の中に野球場があるのかな、と思いながら進むと、左側に丁字ヶ原農村公園が見えてきました。ここでしばらく休憩を取ります。この農村公園にはちょっとしたアスレチックコースやトイレの設備もあり、遠く足柄平野を見下ろすこともできます。 休憩が済んだら少し先を右折してます。しばらく進むと右手には「いこいの村あしがら」、左手には郷土資料館と相和農産物販売所が見えきます。
いこいの村あしがらは勤労者のための保養施設。宿泊施設のほかにプールやテニスコートなどがあり、この日もテニスのボールを打つ音が響いていました。
郷土資料館内部は昔の農機具が展示されています。そのすぐ横にある広場でやっとひょうたんに出会えました。
相和農産物直売所(0465-82-3751)で新鮮な野菜を買ったら、あしがらいこいの村の前を引き返し、丁字ヶ原農村公園の方には曲がらずにまっすぐ進みます。しばらく緩やかな登りですがやがて下り道となります。東名高速道路に架かる橋を渡ったら、正面の県道を渡り左折します。写真のハイキングコース入口で右折してミカン畑の間を歩きます。
ミカン畑の間の道を途中で左に入ると山の緑が目に入ります。やがてごみ焼却場の煙突が見えてきます。このごみ焼却場を回り込むように進むと道は下りになります。しかしそれのもつかの間、写真の標柱のところで左手の山道に入ります。
山道を少し進むと「山の鉄橋」が現れます。この橋の上から左手には小さな滝があります。登りは短く、あとは平坦な道をどんどん進んでいきます。わずか20分ほど歩いたところで、篠窪地区に出ます。